獅子座27度「東の空の夜明けの光」

夜明けには「新しい一日の始まり」という高揚がありますが、淡々とした日常活動の始まりを示してもいます。暮らしの中で予測不可能な出来事がどのように進行していようとも、「今日も一日がんばるぞ!」と気持ちを新たにしてくれるものです。

一つ前の26度の虹で、もうこれ以上嵐は来ないという保証と、天と地の間のつながりができました。27度ではその後の平穏な日常において、夜明けのような新しい可能性への復活と高揚の中で、天とのつながりをバックグラウンドとして日々の問題に取り組むことができます。

人間の存在は継続的なものですが、夜明けのような日常的な変化のサイクルによっていつでも「新しく始まる」ことができる、と示されている度数です。

獅子座には何度か太陽のシンボルがありました。10度の朝露でも、夜明けのサイクルによる活性化やリフレッシュが描かれましたが、夜の冷気によって冷やされてできた露の方にフォーカスが当たっていました。また16度でも嵐の後の太陽が登場し、こちらはその光がすべての自然に降り注ぐ平等性が示されています。さらに20度のズニ族の太陽への儀式もあります。27度では儀式としてではなく日常として、光が当たる対象物ではなくその繰り返しの高揚と復活として、夜明けが描かれています。

スプレッド

1.夜明けの光

このカードは、日常的問題との戦いにおける新しい機会の高揚を示しています。

リーディング結果

1.夜明けの光:世界

太陽のサイクルも、地上での日常的問題との戦いも、すべて一つのものなんだ、という統合による高揚。

この絵だと地球が燃えちゃっていますが、地球の太陽化みたいな意味での天と地のつながり、とも受け止められそうです。

(あとで気付きましたがこれは自分のバーテックスの度数でした。バーテックスは集団性から押し付けられたことで生じる環境との関わり方、運命的な役割が強く出るもの・・・そこに世界という強力なカードが出てくるとなかなかインパクト強いです)

みなさんのカード

本日もトライどうもありがとうございます!

25度

24度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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