乙女座14度「貴族の家系図」

家系図は過去のルーツを示すものです。個人の使える力が、もし自分のためだけではなく、集団的なニーズを満たすために使われるのであれば、その個人の力は一連の構造化された前例に頼ることができます。肉体的な祖先に限らず、過去から受け継いだ力が根となり、自発性と創造性の花を咲かせます。

13度の政治家が発揮した力のバックグラウンドになっているものが、14度で示されているようです。家系図には過去から継承されているものの存在がはっきりと構造となって示されます。この過去の構造に目を向けることができれば、現在の様々な要求によって揺さぶられたり引き裂かれたりしても、その人の特有の誠実さを示すことができます。

スプレッド

1.家系図

このカードは、真の自発性と創造性が深く依存する、構造化された一連の前例を示します。

リーディング結果

1.家系図:星

過去の構造化された理想や希望に依存して、自発性と創造性が発揮されている。過去に大きな理想が置かれていて、それを継承して今の自分の力がある、と読めます。

13度の政治家カードが塔で、ここでは大アルカナで塔の次である星が登場しました。政治家はぶっ壊すことで秩序をもたらそうとしましたが、そのバックグラウンドとして過去から継承した理想があったということかもしれません。


サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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