乙女座4度「黒人と白人の子供たちが一緒に楽しく遊ぶ」

社会文化的な偏見の克服の度数です。生まれ育った文化や階級からの解放による兄弟愛の理想が描かれています。すべての人は最も深いところでは同じルーツを持っていますが、これは彼らに人種的な違いがない、ということではなく、その違いは人類や地球全体においてなんらかの役割や価値を持っている、という意味です。

ある個人のキャラクターは、そうした役割や価値を持つ存在として集団に織り込まれることができますが、そのためにはキャラクター性の違いがはっきりと明示されている必要があります。そしてこれらの違いは、相互評価によって抱きしめることができれば、すべての個人の満足の基礎となるのです。

1度のポートレートで、その人物のキャラクターの特徴がはっきりと明示されました。2度十字架では主観をはりつけにし、無私の客観性によって知恵と思いやりが生まれ、3度天子たちで主観をはりつけにした代わりに見えない保護との交わりができました。4度では黒人と白人、というキャラクターの違いが1度のようにはっきりと示されており、あとは2度と3度が実践されていれば彼らは一緒に遊ぶことができます。「違い」は分断を生むのではなく、互いの満足を生むために識別されています。

スプレッド

1.黒人
2.白人

今回のスプレッドでは、それぞれのカードの単体での意味以上に、その2枚の間にある「違い」を重視して読み解きます。そしてその違いを、双方が互いに評価し、抱きしめあうにはどうすればいいかを考えます。それが満足の基礎となります。

リーディング結果

1.黒人:ワンドエース逆
2.白人:ペンタ5

ワンドエース逆の黒人、情熱や自尊心が抑制されている。尊厳が失われている様子にも。

ペンタ5の白人、物質的な困窮。貧困層の子供たち。

元気のない子供たちとお金のない子供たち。「貧しくても尊厳を持とうね」という抱きしめによって相互評価しよう!

みなさんのカード

本日もトライありがとうございます!

乙女座3度

乙女座2度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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