乙女座3度「二人の守護天使」

これは人間の魂を保護してくれる目に見えない力や意識の象徴です。それらの存在と支持に気付くことで、人は孤独や疎外といった絶望的な感情を避けることができます。天使は人間を包むスピリットのエネルギーが実体化した姿を示しており、あるいは心理学的に言えば人間の無意識に潜在している力の象徴とも考えられます。

2度十字架で客観性を手に入れるために自我の感情をはりつけにしました。3度ではその代わりに与えられる保護、自分の心を補完してくれる見えない存在の意識との深い交わりが育まれ、そして内なる強さを実感することができます。

こうした目にみえない保護が得られるとわかれば、人はより確信を持って進むことができます。

この度数は自分の主観を捨てた結果得られる保護や支援を示してもいますし、あるいは無私の奉仕を行う人が周囲からは天使のような姿にも見える、という意味も含んでいるかもしれません。もしかしたら天使の力を実感するとき、人は自身も天使として天使に向き合うのかもしれません。

スプレッド

1.天使
2.天使

この2枚のカードは、危機時に与えられる見えない援助と保護を示しています。

リーディング結果

1.天使:ソード10逆
2.天使:ソードエース

ソードの最初と最後、正位置と逆位置という印象的なペアで登場しました。ソード自体が客観的な視点を示すスートでもあります。

逆位置の方はそのカードが示す危機を取り除いてくれる、正位置の方はそのカードのエネルギーを支援として与えてくれる、と見ていきます。

ソード10逆の、ある絶対的な考え方を重視して他のものを犠牲にしてしまうことからの救い。ソード10は殉教のような意味も持ちますが、2度で自分の主観をはりつけにして得られた客観性も絶対のものではなく、それによって自分を犠牲にすることはない、という援助に見えます。

ソードエースは新しい物事の見え方を与えてくれる。知性の完成ではなく源。

10からエースへ、古いサイクルを終わらせ新しいサイクルをスタートさせてくれる天使たち。

みなさんのカード

本日もトライありがとうございます!

乙女座1度

乙女座2度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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