天秤座7度「ニワトリに餌をやり鷹から守っている女性」

新しい可能性が解放されるとき、それは構築と破壊の両方に使用され、一方は個人を成功へ、一方は失敗へと導きます。可能性を解放する人は、この両方のカルマを受け入れる必要があります。女性は自分にとって価値や利益の可能性であるニワトリを育て、それを破壊しようとする鷹と戦います。

6度で理想のビジョンが具体化されました。7度ではそれを運営していく上で、実際にどうなるのかが描かれているようです。

スプレッド

1.女性
2.ニワトリ
3.鷹

ニワトリは望ましいもの。価値のあるもの。構築に向かうもの。

鷹は直接価値のないもの、破壊しようとするもの。

女性は構築と破壊の両方のカルマを受け入れ、ニワトリを育て、鷹を拒絶します。

リーディング結果

1.女性:吊られた男
2.ニワトリ:カップクイーン
3.鷹:女教皇逆

吊られた男の女性、まさにカルマを受け入れているという印象です。構築と破壊の両方があることはどうにもならないので、その両方を受け入れる。自己犠牲の献身とも取れます。

ニワトリはカップクイーン、楽しみや喜びを味わい、それを人にも与える人物像が価値のあるもの。吊られた男に育てられスクスク心のパワーが育っている。絵を見ると、ちゃんとエサ(脳みそ)を食べてます。

女教皇逆の鷹。女教皇の受容性が開かれてしまうことは価値がなく、破壊。吊られた男は女教皇を逆位置状態にしないよう、正位置状態にとどめることによって破壊を防ぐのかもしれません。

吊られた男は昨日の6度で「具体的な形」のカードにも登場していました。塔の破壊的なビジョンを見て、具体的な形として投影された吊られた男が、ここでは構築と破壊の可能性両方を受け入れています。「見ている人」はカップ9逆だったけれど、ここでカップクイーンを育てているので、ヴィジョナリーそのものをなんとか回復させようとしているようにも。

タロット対応

この度数のタロット対応はソード2/ワンド9。

これらのカードからは、ニワトリへの愛情とか養育という要素はあまり感じられません。それよりもっと背水の陣の戦いのイメージ。ウェイト=スミス版の絵はワンドで柵を作ってボロボロになりつつも鷹からニワトリを守っている人物、と見ることもできます。

みなさんのカード

本日もトライありがとうございます!

6度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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