天秤座5度「『新世界』を築けるだろう内なる知識の基礎を生徒たちに明かす男」

人間が自分自身の「最高の状態」を知る、そのための認識が、ここでは「内なる知識」と呼ばれているようです。男はその認識を呼び覚まして自分自身の最高の状態を知ることができ、またそれを生徒に教え、生徒たち自身が自分の最高の状態を知るための認識を働かせるよう導くことができます。教師はその様子を再び受け取り、自分自身の最高の状態の完全性をさらに高めます。

4度のキャンプファイヤーでは、集団が同じ火を取り囲むことで同じ直観と、その実現に向けた献身や希望を共有しました。5度では自分自身が集団の中心となる炎となっているようです。

スプレッド

1.明かす男
2.内なる知識
3.生徒たち

明かす男のカードは、最高の状態で自分自身を知るための認識を呼び覚ます才能を示しています。

内なる知識は、深い洞察であり、生徒たちが最高の自分を知るための認識を呼び覚ますものです。

生徒たちは若い精神、仲間を示します。

リーディング結果

1.明かす男:皇帝逆
2.内なる知識:ワンド7逆
3.生徒たち:ワンド2

皇帝逆の明かす男、昨日の4度の若者の集団だったカードが逆さになりました。集団から出てきた男。不安定や無秩序さを作り出すことで、最高の状態の自分を知るための認識を働かせる。同じ状態を維持していても自分の最高の状態を知ることはできない、と揺さぶりをかけるスタイル。

ワンド7逆の内なる知識。威張らない、偉ぶらない、自分だけがすごいと主調しない、という深い洞察。こうした「頭を垂れる」ような姿勢が最高の自分を知るための認識を呼び覚ます。

生徒たちはワンド2。複数のあり方の選択肢を決めかねている、迷っている若い精神。皇帝逆は自らも安定から出て生徒たちの迷いの中に、権威をひけらかすのでなく入っていく。

タロット対応

この度数のタロット対応はソード2/カップ7。

7は落差を作る数字です。立場の違いはない相互交流がテーマだった6のキャンプファイヤーから、教える側/教えられる側、先導者/追従者のギャップが生まれています。また7はよりよい状態を目指して一方通行で進んでいく数字でもあり、「最高の状態」に向かう点がこれで説明できそうです。カップですから、こうしたことは感情的な面、霊的な面において起きていきます。

ここも大目的はソード2なので、視点の二重性、鏡写しを作るためにこうしたことは行われている。生徒を見て教える側も自分を見つめ直しています。

みなさんのカード

本日もトライありがとうございました!

3度

4度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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