獅子座25度「大きなラクダが広大で近づきがたい砂漠を横断しているのが見える」

ラクダは砂漠の酷暑、乾燥に強い動物です。水を自分の体内に蓄積し、長期間に渡って水を飲まないで行動できます。この苛酷な旅の出発点であったろうオアシスで補給した水を、別の新たなオアシスにたどり着くまでの間の糧として進むことができます。砂漠で自活する能力や耐久力の高い生き物です。

水は、象徴的には感情を表しており、乾燥した環境で水分を体内に持ち運ぶ能力は、感情的な自己完結を示しています。この度数は完全な独立性と、完全な自己信頼、自己充足を象徴しています。

24度では外面を無視して内面にエネルギーを集中させ、徹底的な自己執着と自己鍛練による不動心が作られました。25度ではその力を持って外の環境の中での活動があり、苛酷な砂漠においても自分自身を信頼でき、自給自足が可能となっています。

21度ニワトリで限界を超えた無茶によって精神を遠くに飛ばし、ここではその飛ばした先へ自力で到達する力が手に入ったようです。飛べないのに飛ぼうとしたニワトリに対し、砂漠にいるラクダはある意味当たり前の存在で、無茶している訳ではないのに高い自活と耐久力が発揮されます。

火のサインの熱と乾燥が極まったような砂漠の環境と、その中でも無理せず活動できるラクダという生物によって、獅子座の完成が示されています。

スプレッド

1.ラクダ
2.砂漠

ラクダは自己信頼と自己充足を示しています。

砂漠は試練の旅です。砂漠にはラクダカードの示すものが枯渇していますが、ラクダは自分でそれを蓄えて旅を進めることができます。

リーディング結果

1.ラクダ:月
2.砂漠:ペンタ4

月のラクダ! 無意識や曖昧な世界を自分の中に蓄積し、それを自分で信頼することができ、自己充足もしている。

ペンタ4の砂漠、物質的に安定した環境、という試練。月にとっては確かに物質的な環境は苛酷と言えますが、即物的な世界の中でも自分自身の中に無意識的なエネルギーを持って進むことができる。

本来だったら月のカードはあやふやなものなので、あまり信頼が置けるものとは言えませんが、ここではそれが信頼の対象になっているという点がおもしろいです。

みなさんのカード

本日もトライありがとうございます!

23度

24度

22度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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