夜空に輝く無数の星は、人間が繰り返してきた世代交替の中でほとんど永久不変のものとしてあり続けてきました。地球上の全ての人々が星座の概念を発達させたのは、絶え間なく変化してしまう自分たちの存在に不変の秩序を見出し、また恒久的に変化しない星に対して個性を与える必要があったからでしょう。これは自分たちの人間性を星空に投影したということですが、同時に宇宙の永遠のパターンが人の人間性に投影されてもいます。
人々は未知なる宇宙を、自分の知っているものと照らし合わせ、自分自身の存在と経験を確認しようとしたのかもしれません。そしてその不変のパターンで自分を確認するものに、精神的な価値のある力を与えます。
6度古風な女性とヒッピー少女では、移り変わる流行の世代間の対比が行われていましたが、ここでは永久不変の星座のパターンが描かれています。また5度岩層では地質学的な時間のスケールがありましたが、7度はさらに大きな宇宙的スケールの視点があると言えそうです。
スプレッド
1.星座
このカードは自分の人間性を投影する永久不変の元型を示します。同意にこの永久不変の元型のパターンは、自分の人間性の中にも投影されているものです。
リーディング結果
1.星座:ソード3
元型的な思考の発展プロセスに自分の思考を投影している。また永久不変の元型のパターンが自分の思考にも投影され、その元型に沿って思考が発展していく。自分が考えていることは、ただ自分一人で考えているものではなく、普遍的なパターンに沿って考えている。
みなさんのカード
本日もトライありがとうございました!
5度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。
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