双子座18度「2人の中国人がアメリカの都市で母国語の会話をする」

アメリカの都市では、中国語を話す人は少数派です。しかし彼らは自分と同じ言語を話す仲間を見つけます。その国の公用語ではない言語を語るという意味で、彼らは独自性を持っています。それは個人のアイデンティティを、バラバラに拡散させてしまわないよう理想的な形で正してくれます。別の言語や文化の勢力が大きい中で、同じ少数派の仲間と対話が続けられると個人が強化されるのです。

アメリカという新しい国家に比べ、中国は古い国であり、ここではより深い知恵や高い博識のイメージとして象徴化されています。また周囲の大多数とは違う独創性に沿って仲間たちと人格を洗練させていく可能性が込められています。

16度女性活動家は感情をぶつけるように主張しましたが、中国人たちはチャイナタウンのような形でもっとスムーズに異文化の中へ入ってきます。それは客観的に検証された発見だけでなく、昔からの自分たちの文化やその仲間との関係をうまく使ったからと言えます。

17度の変わる頭は、自分とは別の全ての人間の人生を想像し、それに合わせて伝達の方法も変化させようとしました。18度では全ての人間ではなく「英語圏の中の中国語文化」という枠組みに閉じて自己が拡散しないようにしています。大多数の周囲から知的な面で孤立や隔絶はありますが、自分を理解してくれる人々が発見されます。

15度のオランダ人の2人の子供のシンボルと、「同じ国の人物が2人で話す」という点では似ています。18度では「異文化の中での中国語」という排他性とフレームが強調されています。また子供から大人になっていますが、これは17度で若者の頭から成熟した頭への変化を経た成長とも言えそうです。

スプレッド

1.アメリカの都市
2.中国人
3.中国人

アメリカの都市は、疎外されている社会環境です。このカードはいわば「自分とは別のマジョリティ側」のエネルギーを示しています。そこから隔絶されているからこそ、中国人2枚のエネルギーが独創的に発揮されている、と読めそうです。

2枚の中国人は、1からの孤立の中で見つける理解者。共通の古い文化の中で協力作業を続けている仲間です。

リーディング結果

1.アメリカの都市:ペンタクル9
2.中国人:悪魔
3.中国人:カップナイト

ペンタクル9の都市、経済活動が活発で、すでに豊かに発展しているが、さらなる発展の理想に向けて突き進んでいる。こうした社会の活動からは切り離されるからこそ発揮される独創性があります。

悪魔とカップナイトの中国人。悪魔は世の中的な経済活動から離れたからこそ発揮される欲望と魅力、磁力。カップナイトは経済社会に縛られない感情表現。「心のままに、欲望のままに!」という感じも。楽しそうではあります。

カップナイトは正位置で8度ストライキにあった工場として、逆位置で11度開拓者として登場しました。工場は経済活動を感情のままにやってストライキされましたが、今回ペンタ9から切り離されたナイトはそれに縛られず心を自由に動かせるようになった。11度で一度心を抑えてからの復活、新天地を切り開き終えた(異文化の中でも仲間と活動できるようになった)ので元気そうです。

悪魔は1度ガラス底ボートから見た海中の驚異カードでした。海中は集合無意識のまだ隠された内容でもあり、古い文化の中にある集合無意識のパワーを引き出せるようになっている。またあのときの驚きの対象として自分が存在可能になった、とも読めます。

みなさんのカード

今日もみなさんトライありがとうございます!

17度

16度

17度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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