蟹座26度「ゲストたちは豪華な家の書斎で読書をする」

ラグジュアリーな場所で、のんびりと読書を楽しむゲストたちがいます。豪華な家は持ち主の富や名声の証で、招かれたゲストたちはその成果である文化的な豊かさを味わっています。共同体を支える卓越した能力の持ち主が、その社会奉仕の結果与えられる特権を知的な楽しみに変えている様子が描かれています。

25度で自分の喜びと社会の人々への義務感を一致させ、リーダーシップを発揮した人物は、共同体へ豊かさを提供することができます。26度はその豊かさを受け取るゲストたちの喜び、あるいはリーダーシップを発揮した人物が対価として受け取れる豪華な豊かさが示されています。

23度文学会も本に関係するシンボルでしたが、26度ではもはや批評する必要もなく、ただただそれを楽しめばよくなっています。25度までに完成された蟹座の価値を堪能している度数です。

スプレッド

1.豪華な家の書斎
2.読書をするゲストたち

豪華な家の書斎は社会的特権です。

読書をするゲストたちは、その特権から得られる知的な楽しみを示します。

リーディング結果

1.豪華な家の書斎:カップ4
2.読書をするゲストたち:カップキング逆

書斎はカップ4、感情的安定という社会的特権。それは特権なので、普通の人たちの手の届くものではない、けれどもちょっと退屈さもあります。特になんの悩みもないお金持ちのアンニュイ、みたいな。

カップキング逆のゲストたち。もう感情面でのリーダーシップを取らなくてもいい、自他の感情を整える仕事はもうやらない、というゲストたち。カップ4によって感情的には安定しているから別に気を使わなくてもよくなったのか、飽きたのか。もう勝手にやってくれという感じ。

ジョーンズ版だと「ソファで読書する」となっており、またサビアン研究会ではSUGARさんがこの度数の季語として「籐椅子」をあげていたのですが、その両方がカードの絵に登場してしまいました。

みなさんのカード

今日はソーラーリターンの方が多かったですね。おめでとうございます!(カードわからない方のは読んでいませんが・・・)

25度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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