赤ん坊は偉大な教師だった前世から引き継いできた「教え」を持っており、現世でもそれを人々に伝えていく役目があるのでしょう。中国人女性は赤ん坊が発するオーラによってそれを悟ります。しかしオーラを「見る」力が中国人女性の側にもなければ、赤ん坊の隠された役目を理解することはできません。
この度数は、地球という広大な活動の場において、一人ひとりの魂が持っている隠された性格や固有の役目の象徴であり、また外見を超えてその可能性を発見するための、より深く高いビジョン、本質的な意味(メッセージや役目)を見抜く全体的な知覚が示されています。
11度の道化師は、有名人の癖や仕草、態度を風刺していましたが、それには有名人の外見的な特徴を見抜く鋭い目が必要です。12度ではこれが内面にあるものを見抜く目に変わっています。
また道化師はあらかじめ存在していた有名人と、それによって作られてきた過去からの「条件付け」を外す役割を持っていました。今度の中国人女性は、まだなにからも条件付けされていない、未来に向けて生きていく赤ん坊の、その将来の役割について「条件付け」を見抜いた、と言えます。
中国人のシンボルは、双子座18度「2人の中国人がアメリカの都市で母国語の会話をする」でも登場しました。そこでは中国は古い国であり、より深い知恵や高い博識のイメージとして象徴化されていました。ここでもそうした知恵や博識によって、オーラを見抜く目の持ち主として象徴されているのかもしれません。あるいは有名なダライ・ラマの生まれ変わりの話としてイメージされたものの、チベット人と中国人の混同が起こったのかもしれません。
スプレッド
1.中国人女性
2.赤ん坊
中国人女性は、本質的な意味、あるいはメッセージや役目を発見する、より深く高い全体的なビジョンを表しています。
赤ん坊は、外見を超えた隠れた性格、明確でユニークな役割を持つ魂の化身です。
リーディング結果
1.中国人女性:カップエース逆
2.赤ん坊:ペンタ6
カップエース逆の中国人女性。自分の感情を抑えることによって、深く高い全体的なビジョンを持ち、赤ん坊の隠された役目を見抜く。
赤ん坊はペンタ6。世の中と公平に渡し合うための隠された役目や性格。働いて対価を得るために生まれてきた魂の化身。
ペンタ6は2度魔法のじゅうたんでの、広い土地カードとして登場していました。昨日の11度では、同様に2度じゅうたんに乗った人カードであったソード6逆が、風刺される有名人として出てきており、「じゅうたんから地上に引きずり降ろされる図」がイメージされたのですが、この12度では地上(ペンタ6)に降りたそこでの活動の将来が見抜かれているようです。
みなさまのカード
本日もみなさまトライありがとうございました!
10度
11度
9度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。