●ヨガの本(佐保田鶴治「ヨーガ根本教典」)を読んでいる。ヨガ思想の元であるサーンキャ哲学は二元論なのだが、「二元論的多元論」という珍しい体系で大変おもしろい。例えば易経の太一陰陽五行説、根源である太一から相反する陰と陽に別れる二元論とは全然違う。サーンキャ哲学の二元論は真我(プルシャ)と自性(プラクリティ)という二つの究極原理から成る。両者は絶対に同一起源に遡れず、融合して一つになることもない。自性は世界で唯一の根源的実在だが、真我は生き物の数だけある。根本的に相容れないが、どちらも世界に偏在しているため出会う機会がある。そのとき自性におせっかいな決意が生まれる。真我のために自分が複雑多元な世界を展開し、真我に世の中の酸い甘いを経験させ、苦労のあげく苦の世界を逃れる志を立てさせ、修行して最後に自分がこの世とはなんの関係もない絶対的存在であると自覚してもらおう、という決意。この目的が動力因として働きだし、自性は自分を材料に宇宙を作り出す。
●ゾ占いのテーマは「内面への撤退」。今日もみなさんの立てた問い、スプレッドをお借りしてセルフリーディングしていく。
ゾ占いのテーマは、その日のサビアンシンボルにルディアが当てたキーワードを参考に作っている。「内面への撤退」とは、牡羊座17度「二人の気高い独身女性が沈黙の中に座っている」のルディアなりの解釈になる。「撤退」を「逃避」と考えるかどうかがポイントか。独身だから社会から逃避した、は違うだろう・・・と今日は自分なりにスプレッドを作った。
外の価値観とは別に(あるいは共に)内なる価値がある。そこに向けて自分を回収する。
ちなみにジョーンズのキーワードは「離婚」・・・オイオイいいのかそれは。
●新月の問い満月の答え。新月のワンド9から、満月のワンド8逆へ。数字が後戻りするが逆位置なので、後戻りするようでしない。
今回から誰かから語りかけられるセリフみたいになった。これは先月のタロットワークブック読書会で「神聖なるものに問う」ワークをやってから、自分のリーディングが変わってきたためだろう。このワークは具体的に神や天使など高次の存在の名前に呼びかける「召喚の祈り」を使う。
このワークをやる前、自分も含め参加者一同は懐疑的だった(宗教っぽすぎない?)。が、「試しに普段絶対やらない事やってみよう!」と試したら意外なほど大きな収穫があった。
その後、個人的なリーディングでは質問の前に「私の魂と世界の命のために」という言葉を付け加えるようになった。上の新月と満月のカードもそのようにしたら、誰かからの声としてリーディング結果が書き留められた。
●登石麻恭子先生「講師になりたい人のための実践講座」第二回。西洋占星術を教えることについての回。自分は占星術を教える人にはならないだろうが、やはりいくつも学べることはあった。
占術内のシステムの選択、難易度と範囲の選択、専門用語の注意、どのレベルでも具体例大事、知りたいことを深堀りしよう、伝えたいことをタイトルに。
●毎日一枚、大アルカナの各カードがどんな神話や物語と結び付けられてきたかリストアップしている。今日は女教皇まで来た。
ソースは、前に作ったスクラップブック。
日本語資料だけだが、主な解説書数十冊の解説を各カードごとにまとめたもの。愚者なら愚者だけ、各著者の解説がまとめて参照できて便利。
このリストの一つ一つをもっと詳しく書いたり語ったりもできるだろう。今はそのためのインデックス作りのような作業。