2023-04-04

●本日のゾ占いのテーマは「願望の達成」。このテーマから、いろいろな方がtwitterで問いやスプレッドを作ってくれた。これらを使ってセルフリーディングをしてみる。目についたものすべてを採用(見逃しもあるかもしれない)。同じテーマをいろいろな視点からリーディングしていくシーケンスが生まれた。

個別のリーディング結果はこちら

総合的なリーディング結果:
願望達成には人の評価や意見に振り回されないこと。自信のなさという絶望、不安定な思考、客観的姿勢が達成を妨害する。受容的ではない自分の意志を持ち、自分の価値を高め、同じパターンの中にいないことが願望。それを絶大な苦労もなくできるようになれば達成と言える。しかしリーダーシップや責任を放棄し、単なる物知り小僧になりたいという無力化につながる願望も存在している。

やはり繰り返されるカード(魔術師やワンド7)があったり、同じテーマを通した一貫性も感じられる。全体的にはやはり主体性を持つことが鍵。

●占い師にとっての主体性って何よね、という問題。占い行為は受容が前提。依頼人からの質問を受け、それについてのシンボルからのメッセージも受け取る。自分を占う場合でも、カードからのメッセージを受容する。

シンボルを使う作業には占いと魔術の二つがある。機能している力は同じだが、占いは受容的、魔術は能動的な行為と考えられる。この差についてはクロウリーも言及している。

〈占い〉は〈魔術〉の真に重要な分野であって、別個の書物を著す必要があるくらいである。
天才とは、能動と受動という二つの面から成っている。

(中略)

ある意味で占いは〈魔術〉の業とは全くかけ離れた業である。だが、それはあらゆる点で〈魔術〉と一脈通ずるものでもある。

アレイスター・クロウリー「魔術 理論と実践」より

クロウリーによれば、「占い師は自らの筋肉を、自分が諮問している知霊に委ねねばならない」受動の行為。にも関わらず、魔術師は能動的に「自分のあらゆる力を自ら制御し、いかなる外的な〈意志〉もこれに干渉させない」。占い師は自分のコントロールを放棄し、魔術師は自らをコントロールする。相反する作業なのだ。そのため「最も有望な〈魔術師〉こそ最も嘆かわしい占い師であり、その逆もまた真なり」となる。「表面上は相反するこれら二つの力を理解させられるようになるのは、志願者が完全性に接近する時のみである」。

●今回のリーディングの中でも、魔術師と女教皇逆がセットで登場した。魔術師は能動、女教皇は受動。受動性がひっくり返り、能動性が強調される。魔術師は魔術、女教皇は占い。

そもそも「願望の達成」というテーマなのに、自分の願望とはなにかをはっきりイメージしていない時点で能動的ではない。「私の願望は何?」とカードに聞いているのだから。

●では、次は魔術でもやる?


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