双子座25度「大きなヤシの木々を刈り込む庭師」

この庭師は一人で何本ものヤシの木を剪定しています。ヤシは生育のためには特に葉を刈る必要のない植物です。しかし背がかなり高くなるため、葉が強風で暴れて近隣の家屋に被害を与えないよう、また実や折れた葉が落下し通行人に危険がないよう、年に一度くらいのペースで剪定する必要があります。高所作業になることと、葉が凶器のように硬くトゲトゲしていているため、剪定作業の危険性や難易度が高い木の一つです。庭師にはそのための高い能力と、メンテナンスを継続する力があります。多くの木々に影響を与える個人です。

この度数には、人間が自分の美的感覚を示し続けるため、自然のあらゆる美と力を個人の意志に合わせて刈り込み、周りの世界に不滅のものを残す能力と、その努力への誇りが示されています。庭師はヤシの木と調和しつつ、木の形を変えています。ヤシの葉は人がむやみに拡大させてしまう知性の象徴でもあり、その拡大は制御下に置かれる必要があります。

24度のスケートをする子供たちは、危険な現実も発達の基盤とし、自然の拘束を乗り越え遊んでいました。25度では与えられる拘束を利用するだけでなく、その形を自分の手で変えてしまうような力が身につきます。また好き勝手滑りまわっていた子供たち(むやみに拡大してしまう知性)を形式の中で文化的に教育する姿勢でもありますが、これも個人の想像力を封じ込めるのではない調和のある方法で行われます。

23度若鳥たちのシンボルでも「高い木」が現れていました。それは巣をいかなる直接的な関与からも守るもので、若鳥たちは地上の影響を受けず生来の創造性を発達させます。庭師は、今度は自分の手でその木に影響を与える立場にまで成長しました。

22度踊るカップルでは自然なサイクルと人間の暮らしの調和があり、21度では対照的に精神的な概念で革命を起こそうというデモがありました。双子座が何度か行ってきた「抑圧に対する反発」の衝動は25度では解決され、それは自然との調和の中にいつつも、自分の手で形を変えることができるようになったのです。

スプレッド

1.ヤシの木々
2.庭師

ヤシの木々はむやみに拡大する傾向を持った知性を示します。

庭師はその拡大をコントロールする力です。庭師は継続的に制御力を発揮しています。

これは単なる庭師によるヤシの木の支配ではなく、この二者の間には調和がある、と読みます。

リーディング結果

1.ヤシの木々:ソードナイト逆
2.庭師:正義

ソードナイト逆のヤシの木々、意見を発言しない傾向が拡大している。

正義の庭師。バランス感覚や、正しい価値基準によって剪定している。発言しすぎない木の剪定ですから、ある程度の発言を促す。それは「黙る」と「語る」のバランス感覚を与えるということかもしれません。

この2枚は調和していると読むので、正義がその価値観をソードナイト逆へ支配的に押し付けている訳ではなく、黙り方に寄り添うように語らせている。

あるいはソードナイト正位置でバンバン発言しまくっていたところ、それを剪定して逆位置化させ少し黙らせる、という方がヤシの木の成長のイメージとしてはしっくり来るかもしれません。この場合でも正しい価値基準やバランス感覚によって「黙る」と「語る」を適切に整えている、と読めそうです。

みなさんのカード

みなさま本日もトライありがとうございました!

24度

22度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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TAZN

タロット占いのご相談を受ける傍ら、タロットを使った魔術的ワークや自己探求のためのスプレッドを開発。 リーディングのコーチとしても活動。実践・研究の場「TAZNのタロットサークル」主催。 ゾンビタロットの使い手。 (TAZNのワークをイベントなどで使用したい場合はご一報ください)