蟹座24度「一人の女性と二人の男性が南海の小島に漂流」

三人の人物が小さな島に漂着しました。彼らはこれから協力して島で生活していく必要があります。社会から切り離された開放的な南の島では、人間の感情や原初的な衝動が生々しくむき出しになるかもしれません。しかし潜在する複雑な問題を乗り越えて、三人が調和し相互に頼り合う関係を結んでいければ、その統合から強力なエネルギーが解放されることになります。

21〜23度までの、名人芸で物語に命を吹き込んだり、想像の中に生きたり、文学作品について議論したことは、ある意味では観念の中の生を取り扱っていたと言えます。24度ではそのシミュレーションを終え、ついに生身のリアルな生活でそれを実践するときが来たようです。あえて限定された環境の中で、なにからも邪魔されず、集中してこのコミュニティに対し「具体的にどうするのか?」。しかも生々しい本性に制限をかけない、むき出しの人間性同士という条件の下に調和を目指す、高度な取り組みが行われています。

この三人の人物は人間のエモーショナル、スピリチュアル、メンタルの三つの意識を象徴しているともルディアは言っています。女性がエモーショナルで、スピリチュアルとメンタルを示す二人の男性に直面します。

1度の船と同様、海に取り囲まれた場所ですが、小島はどこかへ移動することもなく、乗客が入れ替わったりもせず、「とことんこの場所で共同体をやる」という側面が強調されています。

スプレッド

1.女性
2.男性
3.男性
4.南海の小島

三人の人物はそれぞれエモーショナル、スピリチュアル、メンタルの三つの意識を示します。

南海の小島は、人間の本性の強くて情熱的な衝動が発揮される場所で、その中で三者の具体的な統合が求められる、「小さな」フィールドです。

リーディング結果

1.女性:カップナイト
2.男性:カップ
3.男性:ペンタ3逆
4.南海の小島:カップ3

カップナイトの女性、エモーショナルな意識。感情表現豊かで、自分の感情をガンガン発信して男性たちの心にも影響を与えるけど、受容性は少ない。「南の島楽しい〜!」状態。

カップ5の男性、スピリチュアル。霊的な意識は感情的なダメージの中にある、という立場。カップナイト女性はこの男性を無視しがちというか、「もっと楽しくやればいいじゃん!」と軽視しているかも(背を向けているし)。「漂流つらい・・・」の心。

ペンタ3逆の男性、メンタル。精神性は物質的なものの発展の中にはない、という立場。島での具体的な食料とか生活問題を軽視しがち。「環境がどうあれ精神生活を生きる」意識。

南海の小島、カップ3。三者の心を撚り合わせ、統合していくためのフィールド。

みなさんのカード

本日もトライありがとうございます!(23度突然の人気・・・)

23度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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