蟹座19度「結婚式を行う司祭」

結婚式は、個人同士の結びつきを、個人を超えた大きな存在から祝福してもらう儀式です。単に「共同の生活を始める」だけではなく、その文化の宗教で儀式化することにより、結合が賛美され、承認されることになります。こうして夫婦は家族の伝統や、宗教的信条などを子孫に引き継ぎ、社会はその文化を継続させます。司祭は社会における基本的な生産単位である夫婦に、精神的・霊的な意味を与える役割を持っています。

18度では雌鶏が子供のためにエサを探す、物質的な意味での奉仕がありました。19度では精神的な意味での奉仕が行われています。また雛たちの個体としての成長と自立ための力から、個人と個人を結びつける力がテーマになっています。

植物、動物、人間という違いはあるものの、17度胚芽で生まれた潜在性を、18度雌鶏が日々エサを与え育て、19度ではまた新しい命が生み出せるように結びつける、というプロセスがあるようです。

スプレッド

1.司祭
2.結婚式

司祭はすべての個人的・対人的な活動を、超個人的な意味で賛美、承認、祝福しています。

結婚式は、両極にあったものの相互作用、生産的な結合です。司祭の祝福によって、これは精神的・霊的な意味を与えられます。

リーディング結果

1.司祭:ワンドナイト逆
2.結婚式:ペンタ3

ワンドナイト逆の司祭、自分の個人的な意欲や存在の主張を抑え、結婚式に祝福を与えている。

ペンタ3の結婚式、まさしく生産的な結合。物質的な意味での発展性があり、これは司祭が自分の意欲を抑えて祝福することにより精神的な意味を与えられている。あるいは「夫婦とはただ自我を一方的に主張するものではない、だからこそ発展があるのです」という意味での説教をしている様子とも読めます。

みなさんのカード

本日もトライありがとうございました!

17度

18度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。

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