蟹座8度「うさぎの集団が人間の服を着てパレードのように歩く」

うさぎたちは人間の服を着て、人間を模倣しています。パレードのように歩きますが、これも「〜のように」とある通り、パレードそのものではなくそれっぽい行進、パレードの真似事です。うさぎたちは、より優れた進化や精神レベルに達している、高次の存在である人間を模倣することで、自分たちの意識を進化させ、成長しようと試みています。成長のための試みはすべて模倣から始まります。

(人間がうさぎより進化したより高次の存在なのか?という疑問はひとまず置いておきます)

1度で「みんなが乗っている船の安定」が選択され揚げられた旗により、一つの共同体ができ、5度で反抗的個人(自動車)を集団(列車)が破壊し、共同体に取り込みました。それを基盤として6度巣作り、7度精霊で新しい命が準備され、8度では多産な動物であるうさぎの姿により、その命たちが続々生まれている様子が示されています。

しかし若い命たちはまだ共同体の一員となっているかどうかわかりません。人間の赤ちゃんにも人間の服を着せ社会的人間として育てるように、うさぎにも共同体に見合った成長が求められているのか、あるいはうさぎの側から優れた共同体に入るため、よりよい手本への模倣があるのか。どちらにしろここでは学習過程の始まりがあります。

ごっこ遊びのようなドラマ化で、まだ自分のものになっていない優れたものを取り込み成長しようとしている度数です。そのために必要な人間の服はきちんと用意されています。

スプレッド

1.人間の服
2.うさぎのパレード

人間の服は、すでに優れた進化や精神レベルに達しているものの模倣です。

うさぎのパレードは、意識を発達させ自分の成長をさらに進めようとする最初の試みです。

リーディング結果

1.人間の服:ワンド2
2.うさぎのパレード:女教皇逆

ワンド2の服。二つの可能性。まだうさぎの格好をするか人間の格好をするか迷っている。あるいはより優れたものとは、可能性を一つに絞らず保留できる精神を持っていて、それを模倣しようとしている。

うさぎ、女教皇逆。逆位置なので、人間の服を着たことで本来のうさぎの受容性を殺してしまっているか、あるいは同じ2のカード、うさぎが自分に不足している2的な受容性を人間の服を着ることで刺激しようとしている。大アルカナなので、本来うさぎのポテンシャルの方が高そう。

女教皇は牡羊座のとき、意識しすぎて葛藤の対象になったり支配しきれないものとしてさんざん逆位置で登場しましたが、ついに牡牛座28度更年期を過ぎた女性の体験する新しい愛として正位置化したカードです。久々に登場しましたが、また逆位置に戻りました。

みなさまのカード

本日もみなさまありがとうございました! 毎日やるのは大変なので忙しいときは無理なさらずどうぞ〜、カード引いて写真撮ってtwitterにあげるだけでもすごい!

7度

6度

サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。


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